2006年4月 今日はお忙しいところ、このように大勢の方にお集まりいただき、どうもありがとうございます。 JFAアカデミー福島生徒を代表して、私たちがここで決意表明をします。 多くの方のご尽力により、僕たちのアカデミーがいよいよスタートしました。川淵キャプテンの「2005年宣言」の実現を目指し、その一つの、そして大切な活動として、僕たちに期待が寄せられています。 その期待に負けないよう、そして一期生としての責任をまっとうできるよう、良いスタートをきりたいと思います。 楢葉中学校、広野中学校の入学式も終わり、そして明日富岡高校の入学式が行われます。 すでに、サッカーのトレーニング、日本サッカー協会のプログラムは開始しています。 今からお見せするのは、私たちのことを社会へ発信していくホームページです。 これから、私達のアカデミーでの生活、学んでいることを、ここから発信して行きます。 女子はこちらから、男子はこちらからになります。楽しみにしていてください。 ここに僕たちのアカデミーの校訓や目標が書かれています。これを使って説明していきます。 田嶋スクールマスターから、さっそくこの5つのキーワードのレクチャーがありました。みんな聞いたことがある言葉でしたが、本当のことを言うと、まだ理解できていません。これからここでの生活をしていく中で、この5つの言葉が自分たちの心と身体の力となるように努力していきたいと思います。 自由。私は、自由という言葉が好きです。 でも、自由って何?と聞かれたときに、はっきりと答えることができませんでした。自分勝手にやる、好き勝手にする、こういう意味とは違うということがわかりました。責任や誇りといった他の言葉とも、とても関係しているということを意識しました。 責任。僕は今まで、家族と暮らしていました。学校に行くときも、練習に行くときも、お母さんが「タオルは持った?」「ちゃんと先生に挨拶するのよ」とか、いろいろなことを準備し、気にしてくれていました。
生まれて初めて家をはなれ、アカデミーの仲間とは一緒ですが、自分のことは自分でやる環境に置かれます。何かを忘れたら自分の責任だし、お父さんやお母さんに相談しないで、自分で決めなければならないときも出てくると思っています。でも、考えて見れば、ここに入りたいと思ったのは、自分の意志です。自分の意志で決めたことに対して、最後までやりぬくということが、責任なのかな、と、今、思っています。 創造。クリエイティブな選手、とか、創造性のある選手、という言葉は、よく耳にしました。でも、どういう意味なのか、サッカーの場面でもよく聞くけれど、どういうプレーのことなのか、はっきりとは説明できません。 ここでトレーニングしていく中で、クリエイティブな選手になりたいと思います。きっと、見ている人達をびっくりさせることができるようなプレー、人に感動を与えるようなプレーがクリエイティブなのかな、と、思っています。 「挑戦者」という言葉が、「チャレンジャー」という英語の言葉だけではなく、「リスクテイカー」という言葉で置きかえられていました。挑戦するときに、失敗やリスクがあるのは承知の上でトライすることが大切です。僕たちは、失敗をおそれず、いろいろなことに挑戦していきます。それによってクリエイティブなプレーができるようになるし、クリエイティブな人間になれると、思っています。 誇り。僕は、このアカデミーに受かって、地元の新聞社や協会の人がほめてくれたり、お父さん、お母さんがプレゼントを買ってくれたりしました。学校でも、友達が、「よかったね」「すごいね」と言ってくれました。 うらやましがっている友達もサッカーの仲間もいました。ちょっと鼻が高かったです。 これが誇りなのかな、と思っていたのですが、レクチャーの中で、誇りは、自慢したり人に見せびらかしたりするものではなく、どちらかというと、自分自身で責任を果たしたり、社会に貢献するというような「志」を持つことだと言われました。そして、「卑怯なことをするな」とも言われています。具体的には、大勢でいじめたり、無視したりは絶対にしません。自分が自分自身に誇りが持てる選手、人間になりたいと思います。 夢。私たちには夢があります。 オリンピックやワールドカップで活躍して、金メダルをとったり、世界チャンピオンになる夢があります。その前に、アンダー17、アンダー20といった代表に選ばれることを目標にします。 また、この地域に咲く山百合のように、凛とした女性になりたいです。そして、なでしこジャパンのユニフォームを着れるようにがんばります。楢葉中学、広野中学、富岡高校の皆さんと、お互いの夢を語り合いたいです。 僕達にも夢があります。 2016年、日本で開かれるかもしれないオリンピックに出場し、メダルをとること。そして、21世紀のサムライになり、ワールドカップに出場すること。ゴールを決めて勝つこと。 そのためには、日本代表にならなくてはいけません。そのために、毎日努力していきます。 もちろん、みんなが代表になれて、ずっと一緒にプレーできればいいけれど、そんなにうまくいかないことは、ここにいるみんながわかっています。でも、今、夢を追いかけることができる、このスタートラインに立ったことは、僕たちにとって大きなチャンスです。夢に向かって、最大限の努力をします。残念ながら代表選手になれないことがあるかもしれません。でも、この双葉地区で過ごす6年間が、すばらしかったと思えるよう、一生懸命、ここで生活していきます。 ここで、私達は、広野中学校、楢葉中学校、富岡高校に通います。また、地元の皆さん、サポートファミリーの皆さんにもお世話になります。友達が増えるのがとても楽しみです。 これから皆さんにお世話になりますが、よろしくお願いします。
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